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その7.試合の流れ(エントラント編)
解説:ふるふる
凸(~-~)
おおざっぱには以下の流れとなる。まずはスタート場所のエントリー受付にてクラスごとにライセンスと
免許証及びJMRCの互助会カード(1000円の支払い領収書でも良い)
の確認が行われ、互助会カードを見せれば一人1000円が返って来る。
(但し、申し込み時に支払っている場合)この受付で車のゼッケンやロードマップ(コマ図)やアイテナリー
(全ての予定時間)、JAFの認証カード 及び改造申告書
(申し込み時に郵送したもの)などを受け取る。
(大抵、茶封筒に一式入ったものを渡される)
他にエントリーリストや公式通知文書、食事券などがあったりする
ので、全てを確認しておく。同時に車検がスタートするので、ゼッケンや認証を車に貼り終えたら
ボンネットをあけて、車検員を待つ。
この時、車検員が確認すると思われるヘルメット・グローブその他
の装備品をすぐ確認できるようにしておく。
また、車が転倒した場合に車内で危険がないよう、無用な浮遊物
は注意される。
車検員がやって来たら、車の車検証と改造申告書を渡す。
クラブにもよるが、車検で見るのは車体ナンバーの確認、
バッテリー端子のテーピング、オイル関係のテーピング、タワーバー
のガタ、ロールバーのガタ、消火器の取り付け確認、ヘルメット
などの装備品の有無、三角表示板(2枚)の確認、タイヤサイズ
・・・・と言った中から何点かをピックアップして行う。最後にヘッドライト点灯及びアッパー、ウィンカー、ハザード、
ブレーキ、バック各ランプ、ホーン を確認して終了する。
終ると通常、ドアのゼッケンにOKマークが書かれる。ラリーは公道を使用するので、車検が通る状態でなくては
いけないのだ。 中にはCO2を測定するクラブもある。
ランプ類の点灯は事前に(前日までに)確認しておかないと、
現地で修理調達するのは困難な場合が多い。
・・・(-。-;)・・なんか随分めんどくさそうですねえ・・・凸(~-~)その8.競技の流れ(オーガナイズ編)
ずーっとやってると別に面倒とは思わないがねえ。
文章で書くと長々してるが、やってる事は確認作業ばっかり
なので、特に時間がかかるような事ではない。
レギュレーションに沿って車を装備し、備品を用意してあれば
慌てることなど何も無いのですよ。
・・・(-。-;)・・そういうものですか・・・凸(~-~) そういうものです。
車検が終わったら、ドライバーズブリーフィングまでは何もない。
ナビはロードブックの確認や、チェックノートへのゼッケンの書き込み
などの作業をする方が良い。ドライバーは車内の装備(不要なものをおろすなど)が出来て
戦闘態勢ができてれば、やる事は無い。
まあ、空気圧を見たりシートベルト(4点式)の確認やヘルメット
及びグローブの用意などはやっておくべき。主催者からドライバーズブリーフィングの開催が案内される。
始まると、ラリー開会の挨拶などの後、競技長やコース委員長
から注意事項などの話しがあり、質問を受け付ける。凸(~-~)
この時点から駐車場はパルクフェルメになっており勝手に
入れません。パルクフェルメに入れるのはスタート10分前
からなので注意が必要です。
自車のスタート10分前になると管理のオフィシャルから入場許可
が出ますので、速やかに車に乗り込みスタートの用意をして
スタートラインまで移動します。
いよいよスタートとなる。
一般に1号車は01分のスタートである。例えば9時からスタート
するなら、9時01分1号車スタートである。
よって自分が31号車なら9時31分スタート・・が普通。
・・・(-。-;)・・いよいよスタートですか、緊張するでしょうね・・・(^−^) ま、いよいよ競技開始ですからね、緊張と言うより
「行くぞ!」と言う気合に近いでしょうねえ。凸(~-~)
ロードブックに書いてある距離の地点をトリップメータで確認
しながら最初のTC(タイムコントロール)に入ります。この先はヘルメット・グローブは必ず装備しなくてはいけません。
また、4点式シートベルトも装着して臨戦態勢を整えます。TCに入る時間はスタートプラス時間で指定されています。
TCチェックの前に旗印の看板がありますが、ここを通過
出来るのは指定時間の1分前からです。
例えば指定時間が11時22分ならば、21分になったら進入
出来ます。そしてチェックカーの横に移動し窓を開け、チェックノートを
用意(ページを開いておく)して、時間が来るのを待ちます。22分になったらカードをチェック要員に渡します。その渡した
時間が記入されます。
例えば11時22分05秒・・・チェックノートを受け取って先に
進みます。
TCからSSのスタートまでは3分以上とる事になってますから
慌てる必要はありませんが、無駄な事をしている時間は
無いと思って良いでしょう。 速やかに移動します。通常TCから200m位先にSSのスタートがあります。
そこにいるチェック要員(車の場合もある)にノートを渡すと
自車のSSスタート時間を記入してくれます。ノートを受け取りスタート位置へ移動します。
大抵、前の車がまだいるはずなので、その後ろにつけます。
前の車がスタート位置にいるなら10メートル位離れて停車
します。近いと跳ね石をぶつけられますから・・・。前の車がスタートすると、スタート要員が手招きします。
スタートラインまで案内されますので指示に従ってスタート
ラインで停止します。
30秒前はコールがあります。窓を完全に閉めます。
5秒前から秒読みが始まり、ゼロでスタートとなります。人の場合は指でカウントされ、ゼロで腕を上げますから
それが合図です。
この手に車が当った場合は明らかなフライングです。
計測装置の場合は赤ランプが5秒前から点灯をはじめ、
ゼロでオールグリーンになります。
フライングはフライング用センサーで計測されます。ゼロに合わせてクラッチを繋ぐのですが、はやると結構
フライング気味で疑われますので、一瞬0を確認する
位余裕があった方がベターでしょう。
ラリーは秒計ですから未満スタート先25mに肌色に斜め3本線の解除看板が
ありますが、TCに入ってから、この解除看板までの
間で、いかなる修理や調整も許されません。
例えばパンクしたとしても、解除看板を過ぎるまで
タイヤ交換もできません。何かすると失格となります。また、スタートの合図があってから20秒以上発進できない
場合は、オフィシャルに車を押されてスタートラインを切った
後、失格となります。例えばエンジンストールなど。全開でSSを走ります。
SSを進み、ゴール手前100mに黄色のチェッカー看板が
出て来ます。これは予告看板で、FF(フライングフィニッシュ)
は赤のチェッカー看板です。
全開で駆け抜けてください。タイム計測場所です。FFの200mほど先にSTOP看板があり、その前に3本
2本1本と斜線を入れた看板がありますので、減速して
ゆっくりSTOP看板で停車します。
STOP看板のところにチェック車がいますので、車を
横づけしてチェックノートを渡し、ゴールタイムとここの
スタート時間などを記入してもらいます。このSTOPから25m先に解除看板がありますので、
たとえパンクしていたとしても、この解除看板を超えて
からでなければ修理などしてはいけません。以上がSS(スペシャルステージ)です。
次のTCに向かいます。
・・・(-。-;)・・結構複雑じゃないかい?(^−^) だから、文章にすると複雑なんだけど、ようは
ヨーイ・ドンだけだってばあ
凸(~-~)
SSを何箇所か走ったら、サービスのTCへ入ります。
サービス時間は何分か指示されてますから、その時間内に
タイヤ交換したり、空気圧調整したりします。
時間が来たら、スタートTCに入ります。また、給油も大抵1回はあります。全てロードブックや
アイテナリー に記載されてます。
通常給油は義務付けです。しかし、給油量は自由です。
無論お金は自分で払ってね:笑。サービスには20分のサービスと45分のサービスがあり、
通常は45分を昼食時間と考えます。
昼食は各々用意するのが普通です。ついてる食事券は
ゴール後の夕食の場合が殆どです。
たまに朝食(スタート前)ってのもありますけどね。サービスや給油の他に、グルーピングの場合もあります。
グルーピングとは、何かあって中抜けした空白時間を
順序良く戻す事です。
例えば、リタイヤした車などがあって、中抜けしたのを詰めて
連続した並びにして競技を円滑にする場合などです。凸(~-~)
全てのSSが終わったらゴール会場のTCに入ります。
通常、このTCだけは早着OKです。ゴールTC後はパルクフェルメ(車両保管)となり、一切
車の修理等は出来ません。
例えば、ラリーの場合、公道を走るのでライトが点灯しないと
車検を通りません。
通常3位までの車は再車検を受けますが、脚をまげて通常
走行困難な場合などは、車検で失格となります。表彰式会場で暫定結果の発表を待ちます。最終号車がゴール
してからだいたい1時間位で会場に貼りだされます。
抗議も無く問題無ければ30分で正式結果となります。表彰式・閉会式が行われ競技が全て終了します。
・・・(-。-;)・・終わったの?・・・・
凸(~-~) 終わったよ、簡単でしょ?
・・・(-。-;)・・うーん、あんまり・・・・漠然としか・・・・
凸(~-~) そりゃあそうでしょう。実際競技をやって初めて実感
するってもんです。
だから最初に言ったでしょ。「おおざっぱに」ってさ。
・・・(-。-;)・・ぜんぜん大雑把に聞こえなかったけど・・・・・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ クラブ毎に特徴があるし、事情もそれぞれ
抱えてるから、必ずコレって流れにならないのよ・・・
臨機応変に対応も変わるんだけど、それはそれぞれが
経験するっきゃない。
あくまで、通常の競技の流れを並べてみたんよ。・・・(-。-;)・・と言われてもねえ・・・・
・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ まずは、出場してみなって!
┐(´〜`;)┌ これが面倒なんよねえ。
エントラントは皆同じ事をやるんだけど、オーガナイズ
には様々な仕事があって簡単に解説できない。
また、通常HQ(本部)の人間って素人は使わないから
山の要員が普通なんだが、それでもやたら役務があって
これまた難しい。更に開催場所によっても行動に明らかな違いがあるので
説明もしきれん。
・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ まずは、手伝いしてみなって!
すりゃあ、すこしづつ分かってくるだろうさ。
なんも話さない訳にもいかんだろうから、山にどんな
役務の人間がいるかを下に述べる。凸(~-~) 山はSSのTCからSTOPまでを言う。
この山に入る出入り口には車止めがいて、関係者以外
入らないように監視が置かれる。
通常車乗っていて、コースにはテープやパイロン等で
進入できない工夫がしてある。
試合によっては職業ガードマンを雇っている場合もある。スタート側、最初にあるのはTC(タイム・コントロール)
である。山長は大抵ここにいて、HQと連絡を取って
いる。他にチェック員。スタートにはスタートチェック長とチェック要員とスターター
がいる。
更にFIVと呼ばれるレスキューとレッカーも待機している。
レスキューには医者と看護婦とドライバーが乗っている。
FIVの投入などはHQが指示し、中の管理は山長が調整
する。スタートしてから3km(又は5km)ごとに通過確認がいて
車番確認といる。
車番確認がゼッケンを確認し、通過確認は無線にて1分
ごとに「通過の有無」をHQに無線連絡する。林道の枝道には必要箇所数の車止めが道を塞いでいる。
長い林道では、中間にミッドが置かれ副山長がFIVと共に
待機している。ゴール側にはFF(フライングフィニッシュ)にチェック長と
タイムキーパーがいる。車番確認がいる事もある。STOPには副山長とタイムキーパーとリザルトがいる。
この他にギャラリーステージがあれば、ギャラリー管理が
必要となる。更に弁当や必要書類、備品を運ぶ生活班もいる。抜け道
などを知ってるドライバーでなくてはならないし、スタート
からゴールまで、オンコースを走る場合もある。以上が山の人員である。数十名が必要なのだ。
これは一つの山だから、SSが複数の場所で行われる
場合、それぞれ人員が必要となる。
国際格式では数百名で開催する事になるのである。試合が始まると、まずインフォカー(先行車)が来る。
その後試走車(0カー)が来てからエントラントが走る。エントラントの後にスイーパー(追い上げ車)が走り
SSの終了を告げる。この他に、JAFの審査委員がチェックに走っている。
HQには大会委員長や競技長などを筆頭にリザルト
担当やコース長など。
サービスのTCや技術長や技術担当などなど・・・
陰で動いている人員は驚くほど多いのである。・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ コース設定やレッキの要員、など
試合前から手間がかかる競技なので、簡単に
オーガナイズなどできないのであるのだよ。・・・(-。-;)・・ほー、はー、へー・・・・
・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ ま、オーガナイズについては初心者
に多くは求めないんで、興味あるなら一度手伝って
みるのも良い経験になると思うのだよ。・・・(-。-;)・・そう言えば、オフィシャルライセンスってありましたよね?
あれって必要なんすか?・・・・・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ 国内競技なら、まるっきり不要だね。
オフィシャルライセンスは競技長やら役職のための
ライセンスなんで、経験者以外が持っていてもね・・・。
ただ、国際格式では取得を求められる場合もある事はある。
まあ、将来的にオフィシャルやりたい方なら取得しても
良いけど、ドライバーズと一緒で、毎年更新しなくっちゃ
いけないから、それだけは覚悟するべきかな・・。一応言っておけば、オフィシャルライセンスには技術、
コース、計時の3種類があり、それぞれA級B級がある。
違いはドライバーと一緒、A級だとレースのオフィシャル
も出来る。
更に、1級から3級まであり、国際格式の長は1級を
求められる。
因みにワシは計時のB1級だけしか持ってない。
・・・(-。-;)・・大変なんすねえ・・・・・・・-y( ̄Д ̄)。oO○ ま、固く考える必要はねえよ。
なにせ趣味なんですから! (^Q^)